「DESIGNART TOKYO 2022」企画
「SAKE STAND by FUJIFILM design」開催
毎年秋に開催されるデザイン&アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO」にて、2022年10月28~30日の期間限定で、オリジナル日本酒の新酒を楽しめる「SAKE STAND」をCLAYスタジオ地下にオープンしました。
富士フイルムの写真フィルム製造の総本山である神奈川県南足柄市。足柄工場敷地内からは、今も良質な水が湧き出し続けています。同じ南足柄地域にある瀬戸酒造の協力を得て、この湧水を仕込み水にしたオリジナルの純米吟醸酒「富士王」を作る日本酒プロジェクトに、デザインセンターは関わっています。今回のイベントでは、その富士王の新酒で来場者をおもてなししました。
会場1階では、歴代富士王と、日本酒作りの背景について展示。2018年からスタートした日本酒プロジェクトも今年で5年目。三代目富士王は地元産の山田錦とあじさい酵母を使っています。初代目、二代目、三代目と少しずつ異なるデザインもCLAYオリジナルデザインです。
1階の展示スペースを抜けて地下に降り、『呉井(くれい)』と書かれたのれんをくぐると、そこにはシックな立ち飲み処が広がります。南足柄の環境音をもとにオリジナルで制作した楽曲を背景に、スクリーンには酒造りの様子を撮影したドキュメンタリーを上映。写真フィルムとの共通点も多い、日本酒造りにかける思いを映像で伝えました。
富士王を静岡県南伊豆町中木沖の海底で半年間熟成させる実験にも挑戦。会場に展示した水槽は、その海底をイメージしています。
来場者には三代目富士王の新酒を提供し、希望者には二代目富士王との飲み比べをしていただきました。グラスの入った桝は、CLAYオリジナルのお土産セットとして、日本酒にまつわるグッズとともに来場者へプレゼントしました。
昨年の「CLAY 10 minutes BAR」に続き、今年は日本酒の立ち飲み処「SAKE STAND」で、CLAYスタジオの遊び心を多くの来場者の皆さまにお楽しみいただきました。