三越伊勢丹オンラインストアにて「金物こけし(切削)」の先行販売を開始

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2026.4.30

INHOUSE TO SOCIAL DESIGN UNIT とは

富士フイルム デザインセンター、ソニーグループ クリエイティブセンター及びソニーデザインコンサルティングと、伊勢丹新宿店ライフデザイン、株式会社電通 Future Creative Centerの4社によるコラボレーション企画です。日ごろデザインしている製品やサービスとは異なる伝統工芸の「こけし」をテーマに、6人のデザイナーが企業の枠を超え「こけし」を新たに解釈し、職人の方々と未来につながるアイディアをデザインしました。2026年6月17日から伊勢丹新宿店で販売します。このイベントに先駆けて三越伊勢丹オンラインストアにて金物こけし(切削)の先行販売を行います。

金属の塊から削り出された、現代のこけし

富士フイルムのデザイナーと、燕三条の金属切削メーカーによって生み出された、ステンレス製のこけしです。こけしのルーツは、木地師と呼ばれる職人が食器を作る傍ら、余った木材で子供のために人形を作りはじめたことにあります。こけしの「暮らしの道具の延長にある人形」という成り立ちをふまえ、燕三条の精密な金属加工技術によってその存在を現代に再定義しました。素材には調理器具や産業機械などに使われる、高品位なステンレス(SUS304)を採用。機械部品製造を得意とする燕三条の「後藤鉄工所」にて、ステンレスの棒材から高精度に削り出す工程は、素材は違えど、伝統的なこけし作りそのものです。

機能美宿る、金属ならではの表情

本来は滑り止めとして施される「ローレット加工」など、機械部品の機能性を高める技術をこけしの絵柄として使用。無垢のステンレスらしいずっしりとした重みと硬質な表情の中に、素朴な愛らしさを宿しています。

暮らしに馴染み、時を刻む佇まい

モダンなインテリアとしてはもちろん、他の民藝品と並べて違和感を楽しむのも一興です。無骨で堅牢な素材ゆえ、油の匂い漂うガレージのようなインダストリアルな空間にも馴染みます。暮らしの中で刻まれる細かな傷さえも楽しんでいただけたら幸いです。

製造:後藤鉄工所

1951年創業、新潟県三条市に拠点を置く金属加工専門メーカー。
NC自動盤やマシニングセンタ、円筒研削盤など多種多様な設備を自社保有し、ギアシャフト・偏心シャフト・研削シャフトを中心に、鉄・ステンレス・難削材まで幅広く対応している。1000分の1ミリという精度を求められる部品は、自動車、ロボット、農業機械など様々な領域で活用されており、日本のものづくりを下支えしている。日々変化するものづくりの世界において、顧客の課題に真摯に向き合い、解決策を見出すことで変化・成長を続けている。

ソニーのデザイナーによる「纏うこけし(シルクスカーフ)」4種類も同時先行販売