日本で初めてのレゴ®認定プロビルダーである三井淳平さんをお招きし、講演とワークショップを開催しました。現在、プロビルダーとして活躍しているのは世界に14人だけで、三井さんはその1人です。

• 三井淳平さん（twitter）

講演前半では、三井さんの略歴や、過去の作品および制作プロセスの紹介、レゴビルディングにおける数学的なアプローチについての解説がありました。三井さんの手がけた大型作品がスクリーンに映し出されるたびに、会場からはどよめきの声が上がっていました。

次はワークショップです。「球体を作ってみよう」という課題に沿って、あらかじめ用意されたパーツを使って組み立てをスタート。丸みを帯びた面を6つ作り、それを組み合わせることで球体に仕上げていきます。参加したデザイナーたちは、組み立て方を教えあったり、レゴの思い出話をしたりしつつ、休むことなく手を動かして球体を完成させていました。

ワークショップ後には再び講義が行われ、消費者発信のアイデアを生かすことで爆発的なヒットにつながったユーザーイノベーションの事例や、レゴビルダーの仕事内容などを紹介していただきました。その後の質疑応答では、「レゴ制作の発注があってから納品までの期間は？」「いま一番作りたいテーマは？」など多数の質問が寄せられました。

すべての講義＆ワークショップ終了後にはサプライズが！三井さんがレゴで作った「CLAY」の立体ロゴを一つと、その縮小版を作れるパーツセットを参加者全員にプレゼントしていただきました。同じものづくりに携わるものとして、三井さんのプロフェッショナルな姿勢に刺激を受けた楽しい時間となりました。