今年4月に入社し、デザインセンターに配属された金井さん、藤さん、齋藤さんの3名が、学生時代に制作した作品や研究の成果をプレゼンテーションしてくれました。

金井さんは、小さな子どもでも安全に使えてキレイに直線を切れるガイド付きカッターや、安全かつ直感的に操作できるモダンなデザインのアイロン、和紙を共振させて音を鳴らすスピーカーなどのプロダクトデザインを披露。また、AIカメラを使って動物園の動物を個体認識し、来場者に楽しんでもらうためのアプリを紹介しました。

藤さんは、産学連携で製作したスキンケア商品の容器を紹介。茶道の所作をデザインに落とし込み「日本を世界にアピールし環境に配慮しつつ高級感を損なわない提案」というテーマを具現化しています。そのほか、PMS（月経前症候群）に悩む女性に寄り添い自律神経をコントロールするウェアラブルデバイスなども披露しました。

齋藤さんは、大学の新キャンパスに設置するためのイスを提案。学内のイスが乱雑に使われている状況を憂慮し、手間なく整頓でき、かつ素早く立ち座りできるスタッキングチェアをデザイン・製作しました。また、自身のアウトドア趣味を生かして考案した、山スキーでの遭難防止や遭難時の救助に役立つスキーヤー向けIoTデバイスを紹介しました。

新人たちの斬新なアプローチに他のメンバーも大いに刺激を受けたようで、プレゼン終了後は、実際の作品を手に取りながら新人と先輩デザイナーが交流する様子が見られました。