今年4月に入社し、デザインセンターに配属された桑嶋さん、杉本さん、吉村さんの3名が、学生時代に制作した作品や研究の成果をプレゼンテーションしました。

桑嶋さんは、「音階を視覚化した記録メディア」を用いた自動演奏楽器を紹介し、既存の音楽再生メディアでは表現できない新たな音楽を実演も交えて披露してくれました。また、ぜんまいを使用して楽しく掃除ができる「機械仕掛けの卓上掃除機」も紹介しました。

杉本さんは、「デジタルとアナログをつなぐ新しいメディア」をテーマにICチップを使ったシール状の記録メディアを紹介し、実際のモデルをデザイナーたちも手に取って体験しました。また、まるで友達同士で部屋を訪れるように音楽を共有できるアプリのUIも披露しました。

吉村さんは、「長く使い続けることができる家電製品」をテーマに、壊れてしまうパーツの交換を可能にしたモジュール構造の洗濯機を紹介しました。その他にもアウトドア用のドライヤーやインテリアに馴染む灯油タンクなどの製品のデザイン、自身が撮影したスナップ写真やフォトブックなども披露しました。

3人の斬新な作品の数々に先輩デザイナーたちは大きな関心を寄せ、プレゼン終了後は実際の作品を手に取りながら新人と先輩デザイナーが交流する様子が見られました。